昔々のお話

江戸時代~明治時代には虫売りというビジネスが流行った!

伊東市の丸山公園にも時々カメラを持って散策に行きます。

ここも四季折々の植物の観察ができるところで、静寂の中で小沢川の水の流れる音をBGMに歩くのが心地よいのです。

6月の上旬には蛍の観賞会も開催されて、源氏蛍が舞うのを見ることができます。

でも蛍が舞っているところの写真を上手く撮るのは難しいです。

伊東市丸山公園にて
伊東市丸山公園にて

自分で撮った丸山公園内の写真を載せました。丸山公園では虫の写真を撮る方とお会いしたこともあるのですが、良く見ると昆虫観察ができるほど小さな昆虫と出会うことができます。

では伊東市の丸山公園のご紹介でした。

ちょっと待って!!(^^)/

今回のカテゴリは「昔々のお話」でした・・・。

丸山公園では蛍も養殖され、様々な昆虫と出会いますが、江戸時代にあった蛍や昆虫を売る商売の話を書いていこうと思います。

江戸時代「虫売り」という商売がありました

江戸時代後期の「守貞漫稿」(もりさだまんこう)に書かれていた「虫売り」では屋台を路傍に据えて虫を売っていたそうです。

守貞漫稿というのは、

守貞謾稿(もりさだまんこう、守貞漫稿とも)は、江戸時代後期の三都(江戸・京都・大阪)の風俗、事物を説明した一種の類書(百科事典)である。

著者は喜田川守貞(本名・北川庄兵衛)。起稿は1837年(天保8年)で、約30年間書き続けて全35巻(「前集」30巻、「後集」5巻)をなした。

刊行はされず稿本のまま残されたが、明治になってから翻刻された。1600点にも及ぶ付図と詳細な解説によって、近世風俗史の基本文献とみなされている。Wikipedia

売る虫も「蛍」が一番、その他は鳴き声の美しいものでした。

こおろぎ、松虫、鈴虫、くつわ虫、ヒグラシなどです。

江戸では虫かごも丁寧に作られ、扇型や船型などが用いられたそうです。

虫売りWikipediaより

虫売りの商売は天保の改革で断然禁止されました。

なぜ禁止されたかというと、虫売りの姿が粋でしゃれていたそうで、チャキチャキの江戸っ子でありました。

昔、時代劇で観たことがありますが、手ぬぐいを頭に巻いて粋に歩き、その後ろを虫籠をかついだ下男がついて行くというものです。

それが年々華やかになり競い合うようになったので、禁止されたとのこと。

明治時代になって虫売りはまた登場しています。

明治時代の虫売り

初夏から初秋へかけての縁日の夜に虫売りが鈴虫、松虫、キリギリス、クツワムシ、こおろぎなどを売っていました。

5月28日不動の縁日から虫売りは登場して、虫を養殖していた卸問屋もあったということです。

蛍専門の虫売りもいたというので、蛍はこの時代も人気があったのだと思います。

あせちりんの灯がようやくまばらになったはずれの方で、親爺が紗張りの容器に草の葉を入れ、時々はじょうろの水をかけていた。

暗闇のなかに青白いほのかな光りが数知れず明滅しているのを、手に手にうちわをもつ浴衣がけの人達が囲んで見ていた。

虫売りの親爺は、子供にねだられて買う客のために、青い蚊帳地を張った、円盤形の曲げ物の中に、微光を点滅する蛍を一つずつ、ゆっくりと入れるのだった。

<参考文献・大江戸商売ばなし・興津要>

いろいろな虫

なぜ虫の話になったのかといいますと、5月の終わり頃から虫が増えてきて、殺虫剤を買って退治したり大変なのです。

美しい音色で鳴いてくれる鳥たちも虫がいるから囀り始めると思うのですが、害虫は嫌ですね。

先日も大きなスズメバチを見かけて大騒ぎ!

でも6月に入ると蛍の季節で、全国で観賞会が開かれたりします。

今の時代も蛍は多くの人に愛されていて、幻想的に舞う姿を楽しみにしている人たちも多いと思います。

夏になると、江戸時代や明治時代に売られた美しい音色の虫たちの声も、聴くことができます。

♪虫たちの音色

 

神様お願いします。困ったときは八百万の神々に頼るしかない!?

伊東市、葛見神社の樹齢千数百年の大クスノキのこと

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