昔々のお話

雪女の伝説の中から「溶けたシガマ」。シガマは氷柱のこと。

イラスト<abyss作>

若くて美しい女にだまされる男は昔も今も(?)同じ。
若くて美しい女妖怪は結構な確率で山姥(やまんば)のような気がします。若くて美しい女の本性が山姥なのかも知れませんが。

そうなのか・・・と年齢を重ねた女性は納得して心の中でニンマリするのかも知れません。

「とけたシガマ」という昔話がありますが、これは「雪女」と同じような話で、「シガマ」というのは、ツララのことです。
美しい女は冷たい息で人を凍死されることもあるという。

とけたシガマ

「大人のための妖怪と鬼の昔ばなし」という本を読みました。
異界のモノが繰り広げる不思議な世界に魅了され、昔の妖怪の本や、最近の妖怪の本を見かけると読んだり眺めたりしたくなります。
眺めるというのは見るだけでも楽しめる妖怪たちが描かれているからです。

「とけたシガマ」という話は、「雪女」の話と似ていて、雪深い村での話です。
シガマとはツララなので、ツララが溶けてしまうという、これはちょっと暖かい話?かも知れません。

おじいさんとおばあさんが二人で暮らしていた家に、「ごめんください」と吹雪の夜に細い声が聞こえてきました。
こんな吹雪の夜に誰だろうとおじいさんが戸を開けると、美しい娘が立っていました。

「吹雪で道に迷い帰れなくなりました。一晩泊めてください」

かわいそうに思ったおじいさんは娘を泊めてあげることにしました。
娘はそれから何日も帰ろうとはしないで、家の仕事を良く手伝いました。

ある日、おじいさんが風呂を沸かして娘に入るようにすすめると、娘は「私は風呂はきらいです」と拒みました。

それでもおじいさんとおばあさんが風呂に入るようにいって、無理やり風呂に入れてしまいました。

しばらくしても娘は風呂から出てきません。様子を見にいくと、そこには娘が挿していたくしが浮かんでいました。
(参考・大人のための妖怪と鬼の昔ばなし)

美しい雪女にまつわる悲しい話

「とけたシガマ」の雪女は優しい女の話でした。
雪女の話は多く残っていますが、だいたいは美しい女が山姥のように怖く「変身する」ようです。
幻覚を見せて自分の家に誘ったり、自分の子供を抱いてほしいと頼み、抱いた人はその子が石のように重くなり、動くことができなくなって襲われるというような怖い話です。

若くて美しい女も山姥のように怖いという話を伝えたかったのかと思ってしまいます。

山の怖さを伝える!?

言い伝えられてきた話や伝説、民話などは災害と結びつくものが多いと思っているのですが、雪女の話も山の怖さを伝えているのかも知れませんね。

山姥は山の神の荒々しい霊力=荒神性を強調した存在、若く美しい女は山の神の聖性や母性を表現した存在であり、昔話では、最初に美貌の持ち主として現れた女の本性が実は恐ろしい山姥だったという展開が多い。
これは、山の神の本質が山姥のような強く荒々しい霊力にこそあるからだろう。(大人のための妖怪と鬼の昔ばなしより)

言い伝えに感謝する

人の心の中は時代が変わっても変化があまりないのではないかと思っています。
悩むことって人間関係だったり、恋愛する気持ちも大昔と変わりがないような気がしているのです。

昔の人の言い伝えって大事だなと思うのです。悪いことをすると罰が当たるよって小さい時から教わったような気がしています。
我が街でも道祖神が多く残されていますが、ひっそりと今の人を守っているのではないでしょうか。

ABOUT ME
c.h
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アメブロを続けて10年が経ちました。ブログを続けることで実感ができた有益なこと、続けていく意味なども含めて、このブログも継続をしていこうと決めました。 このブログでは「年齢を重ねても美しい女性」の外見だけではなく、内面も追って行きたいと思っています。 そして年齢を重ねての「経験」「感じてきたこと」「これからのこと」も綴っていきます。 私自身も前向きに生きて行きたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。