昔々のお話

こんな女に誰がした!恐ろしい女の妖怪は身近にいる!?

妖怪の姿は、絵師が描いて伝えてきたものかも知れませんが、妖怪の絵を見ていると「どこかで見たような」と思いませんか?

昔の絵師の想像の世界から生まれたものが多いとは思いますが、モデルとなった人間が絵師たちのそばにいたような気がするのは私だけでしょうか。(笑)

絵師たちの想像力と、もしかしたら近くにいたモデル(人間や動物)が個性的な妖怪たちを生み出したのではないかな。

今回は、「こんな女になりたくない!女の妖怪、亭主に妖怪と言われないために本物の女の妖怪を知ろう」です。(笑)

濡女(ぬれおんな)

佐脇嵩之『百怪図巻』より「ぬれ女」Wikipediaより

海とか川に現れる女の妖怪は不気味。名前の由来は常に髪が濡れているから。

蛇のような胴体なので、まるでウミヘビのようです。

越後と会津の川に出たこの妖怪は、尻尾が3町(約327メートル)以上だったので見つかると逃げることができずに何人も喰われたのか!?

姿なども性格も地方によって違っているので、描く人によって変えられてきたとしても、現代まで伝えられてきていることがおもしろいと思ってしまいます。

最初に描いたのは誰だろう。

島根県西部地域に伝わってきた濡女は牛鬼に使われていたようで、赤子を抱いて海辺に現れたらしい。

濡女は抱いている赤子を人に渡して、その人が海に入ると牛鬼が現れて、赤子を投げて逃げようとしても赤子が重石になって離れないので、牛鬼に喰われてしまうという。

島根県でも濡女が牛鬼として伝わっているところもあります。

九州の海岸には磯女がいて、長い髪の美女で人間に長い髪の毛を巻き付けて生き血を吸ってしまうのです。

海岸に長い髪の美しい人がいたら髪がビヨーンと伸びて血を抜かれるかも知れないので、気をつけてください。(笑)

お歯黒べったり

竹原春泉画『絵本百物語』より「歯黒べったり」Wikipediaより

こんな女(ひと)近くにいませんか?(笑)

口だけの女!言うことが口だけというのではなくて、顔にお歯黒の口だけがあり、目も鼻もない女の妖怪です。

のっぺらぼうと同じような妖怪です。

のっぺらぼうのことはこちらに書いてあります。

日本の妖怪、最強、珍妖怪、集めてみることにしました。

人に危害を与えることはなく、ただ不気味なだけのようです。

けらけら女

『平家化物たいぢ』。右上の女の生首に「女の首けらけら笑いするぞ 物凄し」とある。Wikipediaより

巨大な女の生首の妖怪がけらけら笑うという。江戸時代には版本には登場していたというので、古くから伝わってきた妖怪のようです。

美女だったようですが、いくらなんでも首だけの女がけらけら笑っていたら、ど、どうしますか?

禰禰子(ねねこ)

河童の女親分ねねこは利根川に住んでいて、とても勢力のあった河童でした。

赤松宗旦『利根川図志』の禰々子Wikipediaより

大変な暴れん坊で、利根川に人間や動物を引きずり込んだり、畑を荒らしたり、ねねこの棲んでいた流域には災いが起きると恐れられていました。

利根川の加納という地域に定住しても悪さを繰り返していたが、ある日、侍が馬を引いて加納を通りかかると、ねねこに川に引き込まれそうになりました。

しかし逆に侍にねねこは捕まってしまいました。ねねこは「もう二度としません」と侍に謝ると侍は許してくれたので、ねねこは侍にお礼に傷に効くという妙薬の秘法を教えました。

河童のねねこの話は知らなかったのですが、「河童の妙薬」の話は私の住む地域にも伝説として残されています。

参考・おもしろ妖怪列伝

『中古』図解 日本全国 おもしろ妖怪列伝

二口女

二口女は髪の毛が蛇のようで、髪の毛を動かして食べ物を後ろの口に運ぶという。

竹原春泉画『絵本百物語』より「二口女」Wikipediaより

山姥とか鬼女と同じ種類の妖怪だそうですが、創作された作品が語り継がれて昔話になったり、本当にそのような人物が存在して、それがモデルになっているのではないかと思ってしまいます。

心の中の鬼とか。。。

「物食わぬ女房」という昔話に登場する二口女は、欲深い若者に嫁いだのですが、欲深い男はお金がかかるのが嫌なので、物を食わない女房がほしいと思ったそうです。

二口女は男の前では物を食うことはしなかったのですが、男がいないときに髪をほどいて、後ろにある口に蛇のような髪が食べ物を運ぶという恐ろしさ。

男がケチケチしているから、恐ろしい女が嫁いでくるのさっ。そんな感じかな。

雪女

佐脇嵩之『百怪図巻』より「ゆき女」Wikipediaより

有名なのは小泉八雲の「雪女」かも知れませんが、子供の頃に見たTVや本などには「雪女」って出てきました。

色白の美女で、「私を見たことは誰にも言わないで」と言っていたような。

吐く息で人を凍らせることができる美しく冷酷な女でした。

この雪女の伝説は各地に残っていて、寒い地方に多いような気がしますが、秋田、山形、富山、新潟などに雪女が現れたとか。

Wikipediaの最初に「雪女は雪の妖怪。空想上のもので存在はしない」と書いてあって、それがかえっておもしろいと思いました。

存在したらびっくりですよね。

雪山などに行くと、危険なことがたくさんあるので、気をつけた方が良いですね。

絡新婦(ジョロウグモ)

水辺を好み、美しい女の姿で現れて男を脅かす、怖い大きなクモの話は私の住む近くにも残っています。

ジョロウグモ伝説に出てくる女性は妖艶なので気をつけてください。(笑)

鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「絡新婦」Wikipediaより

静岡県伊豆の浄蓮の滝の伝説は知られているのではないかと思います。

浄蓮の滝の主はジョロウグモだという話で、美しい女の姿で現れたジョロウグモは「ここでわたしを見たことを人に話すと、あなたの命はなくなります」と言うのです。

見られたら困るのなら現れなければいいのに。。。ね。

浄蓮の滝にいくとジョロウグモ伝説の資料館などもあるので、行ってみると美しいジョロウグモに会えるかも知れません。

会えたときは念のため、他人には言わない方が良いかも。(笑)

大雨が降ったあとは滝の水の量も多くなり、昔は災害などもあったのではないかと思っています。

日本の妖怪、最強、珍妖怪、集めてみることにしました。

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年齢を重ねても美しい女性を追って行きたいと思っています。 私も前向きに生きて行きたいと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。