美しき楽園~年齢を重ねても輝く女性達~

年齢を重ねても若々しく輝く女性達を追ってみたいと思います。時にはアクティブに、時にはチャーミング。そんな素敵な女性達の集まる場所でありますように。

昔々のお話

日本の妖怪、最強、珍妖怪、集めてみることにしました。

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今の時代なら地震が来たり、台風が接近して来ると、だいたいのことは分かっているので、妖怪の仕業とか思う人はまずいないと思いますが、昔の人はそういうメカニズムとか知らないので、妖怪の仕業だと思ったようです。

伝説を読んでいると、河童とか天狗とか狐とかが登場します。

いつもどうしてなのだろうと思っていて、いったい河童、天狗、狐とかはどこから来たのだろうと不思議でした。

説明ができない天災とか不思議な現象が起きると、想像力を膨らませて「妖怪」というものを昔の人々は作ってしまったようです。

地震で家が揺れると、「妖怪の仕業だ」みたいな。(笑)

富士山を作ったのはダイダラボッチという巨人の妖怪だという話も残っています。

富士山に伝わる木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の話

ダイダラボッチという巨人は国の山や湖、沼を作ったと言われてます。

国づくりとともに生まれてきたと言われている妖怪は、ゲゲゲの鬼太郎の世界の話だと思っていましたが、ずっとずっと昔から存在していました。

ぬらりひょん

ぬらりひょんWikipediaより

上の画像はWikipediaからで佐脇崇之『百怪図巻』のぬらりひょんです。

江戸時代の妖怪本の「画図百鬼夜行」(がずひゃっきやこう)、鳥山石燕(とりやませきえん)が描いた本にも「ぬらりひょん」という妖怪が描かれていました。

鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集【電子書籍】[ 鳥山 石燕 ]

頭が異常に大きいおじいさんの妖怪で、どこともなく現れて、他人の家で我が家のようにくつろぐおじいさん。

「ぬらりひょん」はたばこや茶を飲んだりして勝手にくつろいでいるようですが、正体は不明。

家に帰っておじいさんがくつろいでいたらぬらりひょんかも知れませんね。(笑)

鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「ぬうりひょん(ぬらりひょん)」Wikipediaより

江戸時代になると図鑑形式の妖怪画が多数登場しました。

鳥山石燕『画図百鬼夜行』には多くの怖いような笑えるような妖怪たちが描かれています。

発想がおもしろくて見ていて飽きません。

川太郎

川太郎は「河童(かっぱ)」のことで、鳥山石燕が描いた河童は、ちょっと怖い感じですが、最近の河童はかわいらしく描かれています。

有名なのは「遠野の河童」でしょうか。

遠野は岩手県遠野市で遠野の川には河童がたくさん棲んでいるという話が残っています。

猿ヶ石川には特に多く棲んでいると「遠野物語」にも書かれています。

鳥山石燕が描いた河童には別名に「川太郎」と書いてありましたが、河童には多数の別名があるようです。

100以上あるというので、驚きです。

河童に共通しているのは、きゅうりが好きなこと、すもうが好きなことなどです。

きっとあなたの街にも河童がいるかも知れませんね。

天狗

どこにでも登場する天狗は、舒明天皇(じょめいてんのう)九年(637)突然に天空に轟音(ごうおん)と共に流れた天体を旻(みん)という僧が「あれは天狗である」と言ったと日本書紀に書かれていて、それが最古例だということです。

「天狗」は「アマツキツネ」と当時は呼ばれていて、偉い方がそう言うのだから間違いないと思ったのでしょうか。

雷なのか、隕石が落ちて来たのか・・・分かりませんね。

天狗は語り継がれながら変化していきます。

10世紀には山中に棲む妖怪となってしまったようです。

それ以後、赤い顔に高い鼻、山伏姿で高下駄の天狗、カラスのようなくちばしと背中に羽を持ったカラス天狗が登場します。

山で暴れて恐れられていました。

やなり

鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「鳴屋」Wikipediaより

「やなり」は「家鳴り」と書かれています。

家が鳴ることは今の時代でもあります。「パキッ」「ピシッ」とか。

妖しい現象は地震?と思う場合もありますが、霊?とかポルターガイスト現象?とか人それぞれ感じ方は違うのではないでしょうか。。。(怖💦)

今の時代でしたら建築をするときの建材の影響だと思いますよね。

昔も当然に原因不明の家鳴りがあったのです。そうすると想像力の豊かな人が「妖怪」を作っちゃう訳です。

鳥山石燕の「画面百鬼夜行」にも描かれていました。

画面百鬼夜行に描かれている「家鳴り」(上の画像)にはちっちゃい鬼みたいなのが悪さをしているように見えます。

家がピシッ!と鳴ったら、ちゃっちゃい鬼が悪さをしているのかも知れませんね。(笑)

テッチ(テンジ)

テッチch作

画像を探すことができなかったので、自分で描いてしまいました。

笑えますね。もっと上手く描けるように努力します💦

テッチ(テンジ)は八丈島に棲む妖怪です。

八丈島に昔、昔棲んでいたテッチ(テンジ)は、ヒャ!ヒャ!と高笑いをする女の妖怪。右の乳房を左の肩へ、左の乳房を右の肩にかけ、乳房たすきがけですね。

こんなおばあさんが住んでいたのかな?(笑)

「まんが日本昔ばなし」でも放映されました。民話も残されていて、人に優しいところもあったようです。

八丈島の民話はこちらに詳しく書かれています。

[新版]日本の民話40 八丈島の民話【電子書籍】[ 浅沼良次 ]

のっぺらぼう

竜斎閑人正澄画『狂歌百物語』より「のっぺらぼう」

のっぺらぼうは一見普通の人。私は子供の頃に大人の後ろ姿を見て、振り向いたら顔がないかも知れないと本気で思ったことがあります。

まんがの本を読んでいて、のっぺらぼうが振り向くと目も鼻も口もなくて怖かったのです。

のっぺらぼうの目的は人を驚かせること!?

日本国中に広まっている話に登場している有名な妖怪です。

ろくろ首

人には害を与えないというろくろ首は、夜になると首が長く伸びる妖怪です。

だいたいは女性だそうで、江戸時代には目撃をした人がいるそうです。(文献に残されているらしい)

首が胴体から離れて飛び回るという妖怪もいます。

首だけが飛んできたら怖いですよね。全国に出没するらしいので、夜は気をつけてください。

舞首(まいくび)

竹原春泉画『絵本百物語』より「舞首」Wikipediaより

神奈川県真鶴町に伝わっている妖怪です。

真鶴町は美しい海に囲まれたお魚の美味しいところ。そんな綺麗な海にこんなのが突然現れたら驚きます。

3人の悪党がお互いに首を切り落としてしまった。その首が合体して争いを続けた。

そんな伝承が残っていますが、江戸時代の奇談集「絵本百物語」ではまた違った話が残っています。

鎌倉時代中期の話。

小三太、又重、悪五郎という3人の武士が伊豆、真鶴の祭りの日、酒の勢いで3人が口論となり、やがて刀の斬り合いとなった。
怪力五郎が小三太を切り捨て、さらに又重を切ろうとするが、又重は山中へ逃げた。五郎は又重を追い、又重は切り合いに応じたところ、五郎がつまづいて転んだ。

隙をついて五郎を斬りつけた。五郎は斬られても又重に立ち向かった。2人は組み合っているうちに海に落ちてしまいました。

水中で首をお互いに斬りおとし、そこに斬りおとされた小三太の首が躍り出て五郎に噛みついた・・・Wikipediaより

ぬっぺほふ(ぬっぺふほふ)

鳥山石燕『画図百鬼夜行』より「ぬつへつほふ」Wikipediaより

これも鳥山石燕の「画面百鬼夜行」に登場します。

名前の由来は「厚化粧」!?どうしてこのような妖怪が生まれたのでしょう。白塗りで描かれていて、ぬっぺりとした肉の塊りに手と足がついています。

目、鼻、口は肉の塊りの顔に埋め込まれるように存在するような感じです。

人に近づいて、親しげに会話をして、相手が油断をすると本当の姿を現して驚かせたようです。

後世に影響を与えた鳥山石燕

江戸時代は妖怪ブームが起きたようですね。鳥山石燕の妖怪とともに人気を支えたのは錦絵だそうで、葛飾北斎や歌川国芳、月岡芳年などの有名な絵師たちの妖怪画を描きました。

このようにして伝えられてきたのですね。

その後、水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」で妖怪ブームがきました。

私は子供の頃、本や漫画が好きで良く読んでいて、「ゲゲゲの鬼太郎」や他の怖い妖怪本も好きでした。

のっぺらぼうの話では、幼少の私は信じましたもの。

「あの人、振り向いたら顔がないかも・・」なんて本当に思いました。(笑)

大蛇や海坊主とかが登場する伝説や民話は妖怪がモデルだったのでしょうか。

またおもしろい妖怪を発見したらここで紹介をします。

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