昔々のお話

江川英龍(担庵(たんあん))が家臣の娘が嫁にいく時に書き与えた訓言

伊豆の国市韮山にある国指定史跡の江川邸に何度か行っているのですが、近くに行くと寄りたくなるのです。

で、また寄ってみました。(笑)

その様子は他のブログでも書いているので、こちらでは36代江川太郎左衛門(担庵(たんあん))が家臣の娘が嫁にいくときに書き与えたものを紹介したいと思います。

担庵(江川英龍)1801年~1855年 世界遺産登録された反射炉の築工を始めたのも担庵です。

1855年に亡くなりましたが、その前の年1854年にはペリーが再来日をして、日米和親条約調印もされています。

これは知らなかったのですが、この日に江川邸を案内してくれた方に聞いたのですが、担庵は品川台場も完成させていました。

江川英龍36代当主、1801年 – 1855年。号は坦庵。英毅の子。一般には江川太郎左衛門といえば彼を指すことが多い。洋学の導入に貢献し、民政・海防の整備に実績を挙げる。品川台場(お台場)を造り、鉄製の大砲を鋳造するための反射炉も造り始めた。日本で初めてパンを焼いた人物としても知られる。Wikipedia

江川邸Wikipediaより

担庵(たんあん)が家臣の娘が嫁に行くにあたって書き与えた訓言

<参考資料は江川邸に置かれているもの(パンフ)です>

書き下しでは、「夫を天といたし候ことは、誰も弁え居り~~」と始まるので、分かり難いです。

現代語訳の方から抜粋します。

よくよく夫に仕えるようにしなさい。

家庭内が平和であると気が緩む。馴れ馴れしい様子になってしまう。

いつも敬い慎むことを心掛けるように。

男は剛を徳とし、女は柔なる用とするものである。

嫁に行ったときはどんなことにも心を配るつもりでいるのだが、追い追い馴れてくる。

だから気を付けて心を用い、差し出がましいことをしたり、不足があることを言ったりしてはいけない。

堪忍専一(かんにんせんいつ)を心掛け、自分の全てを控えめにするのがよい。

世の中には正しいことと、間違ったことがあるけれど、「これは正しい」「これは間違い」などと口に出して言ったりすれば、自然と声高になり、夫婦の言い争いになってしまう。

自分の考えを曲げても夫に従うのが「女の道」なのである。

夫の留守の時に来客が来ても家に入れるべきではない。

もしよんどころのない事情で座敷まで通すことになっても、必ず誰かを側に置き、客と二人きりで差し向かいなどならないように気を付けるべきである。

人も疑われないようにすれば、他人からそしりを受けることはない。

わずかな手柄におごり高ぶるのは、教養のない婦人の振る舞いである。

不平不満は言ってはならない。

下女たちの話していることを本気で取り上げてはならない。

他人の噂話などにも十分注意しなければならない。

簡単に書きましたが、これらの史料はこの時代に生きる女性たちの立場がどのようであったかが少し分かります。

一つ言えることは、この時代に生まれなくて良かったということです。(笑)

いかがかと思われるような不満な顔をしたり怒ったりしてはいけないというようなことも書いてありますが、「顔」で変換すると(^^)/になるのですが、要するにこういう顔ということでしょうか。(笑)

いいですか、夫の機嫌を損ねることはしてはいけませんよ。(; ・`д・´) は✖。(^^)は◎。

私は無理ですが。。。

江川邸

国指定史跡「韮山役所」の中にあり国指定重要文化財の江川邸の中に入ると、まず屋根裏の素晴らしいことに驚きます。

「小屋組づくり」と呼ばれるものだそうです。

確かに複雑な構造となっていて、幾何学的な木組みは私から見ると「アート」でした。

免責構造になっているので、大きな地震にも耐えてきたということです。

また今までに一度も火事になっていないので、文書類、書画なども残されていて、これらも展示されています。

担庵は名代官として知られていますが、パンの製造も行ったのです。

江川邸に入ると「パン祖の碑」があって、邸内にはカチンカチンのパンを見ることもできます。

まとめ

江戸時代の享和元年~の女性とは?なのかは分かりませんが、担庵が家臣の娘が嫁にいくときに書き与えた女性として、妻としての心得は、今の時代でしたら多くの女性が逃げ出すかも知れませんね。

自分の考えを曲げても夫に従うのが「女の道」!?

あり得ません!(笑)

だって女性も自分の意見を持って主張するべきだと思っていますから。

私はこの時代に生まれていたら最低の女だったかも知れません。でもそれなりに時代の波に乗っていたのかも知れませんね。

「なにを~~!」と思いながら。

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年齢を重ねても美しい女性を追って行きたいと思っています。 私も前向きに生きて行きたいと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。