ビジネスで成功されている方は神社にお参りに行き、仏教の精神を学ばれているのでしょうか? そんな投稿をインターネットやSNSで目にします。
YouTube動画でビジネスの話を語っている方やビジネス本にも金儲けと仏教の精神論が書かれていたりします。
タイトルにした「儲ける」の語源は?「諸人」の「信者」を増やすことなのか?とはどういうことなのか、気になりますよね。
そのままで捉えると、儲けるために信者を増やして詐欺まがいの商売をしている人のことのようですが、今回書くことはそういうことではありません。
でもそういう人はいますので、リスクは隠していてリターンは大きく、簡単に儲けることができるというようなことなど無いので注意してください。
「儲ける」ためには「信者」を増やすことってどういうことでしょう。
Contents
「儲ける」の語源は?「諸人」の「信者」を増やすことなのか?
「儲ける」の「儲」は「信」+「者」
ビジネスの本などにも書かれていたりしますが、「儲ける」という字は「信」と「者」を足すと「儲ける」になります。
「信者」を増やすと儲かるでは悪徳商法のようですね。
信者を増やすとはこういうことのようです。
たとえば私の場合、カメラを買うときに好きなメーカーはSONYの製品です。
最初に買ってみたときに、使いやすかったのと、私の撮影技術が無くても綺麗に撮れたので気に入りました。
気に入ったので、望遠レンズも購入したり、買い換えもSONYの製品にしました。 スマホもSONYの物です。
どういうことかと言うと、私はSONYの信者であります。(笑) 私のような人が増えると、SONYは儲かります。
ビジネスの本に書かれていたり、ビジネスのセミナーなどで語る方もいらっしゃるようですが、「信者」というのはこういうことのようです。
「儲ける」の「諸」+「人」(人偏)
「諸人」は多くの人のこと。ここでは「消費者」ということです。
多くの人(諸人)に喜んでもらえる製品を、低価格で提供すると「信者」が増えます。
「信者」が増えれば儲かります。 要するにビジネスを行うのでしたら、消費者の喜ぶ物を心を込めて提供して信者になってもらうということらしいです。
いやいや「儲ける」は「人諸」
「諸」の意味は「もろもろ」「多くの」「いろいろな」と漢字の語源という辞典に書いてありました。 (ネットで調べないで辞典を取り出す世代(笑))
人偏は「人」なので、「人」プラス「諸」が「儲ける」という本当の意味のようです。
「諸」は「あらかじめたくさん備えている」という意味を表し、これが儲けるに繋がるということです。
まとめ
たまたま開いた本に「儲ける」という漢字は、「信者」を増やすことと書かれていて、「そうか!」と納得したのですが、「儲ける」の語源は違うようです。
でも「信者」というのは宗教のようで聞こえが良くないですね。
製品を気に入ってくれた「お客様」、飲食店や宿泊施設などはリピーターの方などは特に大切にしなければいけませんね。
