「四谷怪談」は昔から語り継がれる代表的な怪談話で、お芝居の世界や映画など様々な形で作品が生み出されてきました。
江戸時代寛永年間(1624~1644)の四谷怪談のお岩さんの話ですが、かなり語り継がれて様々な話が生まれているので実説はややこしくなっているのです。
この話は人気があるようでずっと語り継がれていますが、お岩さんの祟りも今でも続いているといいます。男性の浮気防止に「お岩稲荷」をお参りする人は今でもいるそうです。
男性の皆様、お気を付け下さいませ。
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四谷怪談、お岩の恋の恨みは何百年も語り継がれる
このような伝説の魅力は何年もどころか何百年も語り継がれるということです。話の内容は変わっていますが、芝居や歌舞伎、映画、時代劇などで何度もお岩さんと伊右衛門は登場しています。
今回は江戸時代寛永年間(1624~1644)の四谷怪談の話です。
四谷怪談あらすじ
四谷左衛門町に田宮左衛門という御家人が住んでいた。左衛門には男子がなく、ひとり娘のお岩が家を継がなければならなかった。
お岩は幼い頃に母を亡くし、父の左衛門はお岩が21歳になったときに人手にかかり無惨な最期をとげてしまった。
お岩が婿を取らなければ田宮家が断絶してしまう。親類一同お岩の婿に相応しい男を捜した。その頃に田宮家には江州彦根の生まれのわけあって浪人暮らしをしていた小宮清之進というかなり男前の若者が出入りしていた。
お岩も憎からず想っていたと親類の者も知ると、さっそく話を進めた。清之進もこの話が進めば直参の身になれるとあって、この話を断る理由は無かった。
話はとんとん拍子に進み、清之進は名を伊右衛門と改める。
美男美女の二人の仲も一年、二年と時が流れると情熱も薄れてきた。隣の家には伊藤瀬右衛門という組頭が住んでいて、その娘、お花に伊右衛門は目をつけた。
浮気心が出たというわけだが、お花もなかなかのやり手で、女房持ちの伊右衛門を手玉にとった。
こうなるとお岩がふたりにとって邪魔でならない。ほんの浮気心のはずだったが、お花の口車にのせられて、お岩を殺そうと思うようになった伊右衛門。
ある夜、お花がよこした毒薬を血の道の薬だといってお岩に飲ませた。お岩の髪の毛はみるみるうちに抜け、顔の皮は剥げ、みるも無惨な姿の形相になり死んでしまった。
その後、夜な夜な現れるお岩の亡霊に伊右衛門は狂い死に、お花は発狂し、身を投げた。
田宮家にはその後も長く怪異が続いたので、お岩の霊を妙行寺で供養した。<参考・民話と伝説・南関東>
於岩稲荷田宮神社(おいわいなりたみやじんじゃ)
於岩稲荷田宮神社(おいわいなりたみやじんじゃ)は、東京都新宿区の神社。四谷怪談のお岩を祀っていることで知られている。
もともとは田宮家の稲荷神の祠が起源となっている。
男の浮気防止に利用する女性もいるのだとか・・・。
東京都新宿区左門町 四谷於岩稲荷田宮神社はお岩さんを祀ってあります。
いろいろな話が残されていて、下の提灯のお岩さんは、伊右衛門に殺されたお岩の霊が提灯から姿を現すもの。提灯お岩。
動画・四谷怪談予告篇1959年大映版
東海道四谷怪談は1959年に封切りされた時代劇映画です。
話の内容は違っていますが、お岩さんが化けて復讐をするというのは同じですね。
四谷怪談を演ずる役者はお岩さんの霊に参拝したといいます。
江戸時代の中頃の話です。伊右衛門とお岩の話ではありますが、貧困な生活の中、子供も生まれて細々と生活していました。
伊右衛門はお梅という娘を悪党どもから助けて、お梅に気に入られてしまう。
お梅の父、喜兵衛は伊右衛門をお梅の婿にしたいと願いでる。伊右衛門はお岩を振り切ることはできず、お梅の乳母に渡された毒薬を「血の道の病に効く薬」と偽ってお岩に飲ませる。
顔に大きな腫瘍ができて、髪は抜け落ち、恐ろしい形相になってしまったお岩。伊右衛門の悪逆非道を知ったお岩は逆上して自分の喉に剃刀を刺して死んでしまう・・・
おわりに
1959年の大映の四谷怪談の予告編ですが、結構迫力がありますよね。
それにしても女の恨みは昔から恐ろしいものだったのですね。江戸時代からお芝居や歌舞伎、映画、時代劇などで繰り返されてきた四谷怪談はこれからの時代でも受け入れられるのではないでしょうか。
提灯お岩は妖怪のようで、葛飾北斎もおもしろい画を残してくれたものです。
大映の四谷怪談では、伊右衛門が絶滅したのを見届けたお岩の亡霊は、元の美しい姿に戻って昇天したとあるので、そこはちゃんと女心を表してくれたのだと思いました。
別の話では、伊右衛門は婿養子なのに重婚して子を儲けてしまった。そのことを知ったお岩は、発狂して失踪してしまい、その後にお岩の祟りにより、伊右衛門の関係者が次々と死んでしまった・・・。
最終的には18人もの人が死んでしまった。という話も残っていて、その後も奇怪な事件が起きてしまいます。
四谷怪談はずっと人気があったということと、いつの時代も男と女の心の中は厄介なものだということです。
こちらは迫力は無いですがとっても良い話、昔々の海外のお話です。
こちらは女の神様の恋愛や嫉妬、妬み・・・神様も女としての感情・母の強さがありました。
八百万(やおよろず)女の神様たちの恋愛、嫉妬、妬み、母としての強さ
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