若いときの出会った瞬間に恋に落ちるという「想い出」は誰にでもあることかも知れません。そんな淡いときめきの恋愛的瞬間とはちょっと違う話です。
同じ職場で二人きりになったら、会社の上司でも同僚でもなく「男」を出してくる人に憂鬱になっている女性はいるのではないですか?
仕事の打ち合わせだと言われたからついて行ったのに、いつの間にか口説かれていた。
男性の同僚と話していただけなのに、それを見た男性上司が仕事で冷遇するようになってきた。
何かと恋愛的に捉える男たち、恋愛的瞬間と受け取る男たちは大きな勘違いをしていると思いました。
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恋愛的瞬間と受け取る男たちは大きな勘違いをしていると思ったとき
同じ職場で恋愛的瞬間と受け取ったのか大きな勘違いを上司にされた友人の体験談、知り合いの体験談、そして私がアルバイトをしたときの体験談です。
恋愛的な勘違いをしてしまうのはどうしてなのでしょう。
特に年齢を重ねた男性たちは気をつけないと無自覚でセクハラ行為をしてしまっているかも知れません。
と言うのは「昔」は「大丈夫」だったことでも今は許されなくなっていますよね。
職場の上司に「手伝ってくれ」と言われ、ついて行ったとき
R子(私の友達)の話。
職場の上司に仕事を手伝ってと言われ、ついて行ったそうです。
「前からもしかしたら僕に気があるのかもと思っていたよ」といきなり上司に言われたR子。心の中で『え!?なにか勘違いしてる』と思ったそうですが、笑ってごまかしたとのこと。
笑ってごまかしたのが悪かったのか、別の日、お酒の席で「付き合ってください」と告白されました。
R子はご主人を亡くし、独り者です。
そこではっきりと「私はそういう風には見ていません。付き合うことは考えていません」と言ったそうです。
同じ職場なので、しばらくはギクシャクしてしまったとのことです。
R子は年齢のことも考えて、職場を辞めることもできないと思っていて、信頼できる上司とトラブルは避けたかったのです。
「独り者だから寂しいのではないかと思われたのかも知れない」と言っていました。
独りで必死に頑張っている女性に恋愛的な勘違いをして傷つけないでほしいものです。
明日から俺の秘書になれ
M子(私の知り合い)20代のとき。
飲食店を何店舗か経営していた社長さんはM子の地元では有名な人。
アルバイトのウェイトレスとして働くことになったM子は、社長さんに気に入られて「お前は俺の秘書になれ」と言われました。
もう30年も前の話だから許されるかも知れませんが、今だったらいくら社長さんと言えどもセクハラ案件。
完璧に恋愛アプローチと言えますよね。
秘書ということで連れ回されることになったそうです。
本当に仕事の関係で秘書が必要なのであれば問題はありませんが、大した用でもないのに連れ回したりするのは、他の人からも怪しまれます。
断ると仕事で冷遇されるから断ることができない・・・難しい問題だったと言います。
仕事のことで期待をされているのであれば、大いに張り切ったと思いますし、とても残念だっでしょう。
今の時代でも普通に仕事相手として付き合いたいだけなのに、そこに「恋愛」として受け取る勘違い男性はたくさんいるのでしょうね。
店長に完全に無視されて辞めた
私、アルバイトをしていたとき。
子供が保育園に行くようになったので、アルバイトをしたときの話です。
飲食店の短時間のアルバイトだったのですが、育児から解放されるわずかな時間でした。
その店で働いていた男性が主婦の私に馴れ馴れしくしてきました。
ただ毎日親しげに話しかけてくる程度だったのですが、いつの間にか店長が完璧に私を無視するようになりました。
一言も話さなくなったのです。意味がわからなかったので、その2ヶ月後ぐらいに辞めてしまいました。
「最初はアルバイトに来てくれてありがとう」と喜んでくれていたのにおかしな話です。
私の意思を無視し、自分の意思を「完璧な無視」という形で表したのではないかと思っています。
恋愛的な勘違いをしてしまうのはどうして?
男性だけではないですが、恋愛的な勘違いや誤解をしてしまうのってどうしてなのでしょう。
仕事仲間である場合や、会社の上司の場合、「仕事」で繫がっているので、本当でしたら男と女という関係ではありません。
男と女ではなくて人間と人間。
なのに、特に男性は性別意識を持ち込んでしまう人がいますよね。
昔、30年ぐらい前はそういう人ばかりだったと思います。仕事上の部下である社員の女の子を「女」として見てしまう。
同僚や上司であるのに「男性」を押しつけてくる。「男として」の評価されたいのか、男性であるという意識を捨て切れていなかったりします。
最近では女性から恋愛的なアクションをする場合も増えてきているかも知れませんが、それでもまだまだ恋愛的アクションは男性からするべきだと思っている人も多く、女性が受け入れて恋愛が成立する。
ちょっと古いかも知れませんが、こんな考え方はまだ存在しますよね。
それで男性が押してくる場合もあるかも知れません。
勘違い上司に「いつもセンスが良いですね」と言うと、何気なく良いから良いと言ったのに、「俺のことをいいと思っている?」なんて言ってきたりする場合もあります。
受け取り方がおかしい。
食事に誘われてついて行くのは、何度も何度も誘ってくるから断りにくくなったからなのに、「1対1で食事に行くのは俺のことを悪くは思ってない」と都合良く解釈をする男性。
こういうことで、恋愛的な勘違いをしてしまうのではないかと感じています。
仕事にかこつけて相手を誘い出し、恋愛的なアプローチを仕掛けることは、相手はマイナス感情が生まれてしまうかも知れません。
もし本当に気があるのでしたら、プライベートな誘いであることをはっきりと伝えるべきです。
断られたら誘ったことを誤り、潔く身を引くべきでしょう。
仕事仲間や上司でしたら仕事相手として拒否されたわけではないので、仕事を続けていく中で信頼を取り戻していくこともできます。
仕事に向き合い、仕事と恋愛の境界線をしっかりと持っている男性の方が女性は好感を持つのではないでしょうか。
まとめ
「昔」は許されたことが今は許されなくなっています。
職場での関係が多いのではないかと思いますが、「ついて来たから自分に気があると思った」なんて平然と言う上司には驚きます。
「勘違いの恋愛的瞬間」は相手にも家族にも迷惑をかけることになりますし、築きあげたものを一瞬にして失うこともありますよね。
相手の気持ちを理解する能力に欠けているとしか思えないのです。
大切なものは目に見えない。