昔々のお話

市場の繁栄の神様、神大市姫神(かみおおいちひめのかみ)と大宮能売神(おおみやのめのかみ)

昔から道が交差する場所には人が集まり、市が生まれて形成されてきました。

私の中では昔の人々も生き生きとして華やかなイメージがしています。そして経済的な場所でもあります。

ず~~っと昔から今でも変わらないことですね。

今の時代でしたらフリーマーケットも突然現れる市場のような気がしていますが、人々が集まり、とても楽しそうに見えます。

全国に「大市」という名が付く地名があり、そこには古くは「市」があったことと関係するそうです。

「市」が繁栄してくるとそこには守る神様、支配する神様が発生していました。

神大市姫神(かみおおいちひめのかみ)

神大市姫神(かみおおいちひめのかみ)は別称は大市比売命(おおいちひめ)

オオヤマヅミ神の娘でスサノオ尊と結婚して、オオトシ神とウカノミタマ神を授かりました。

市場の繁栄をもたらす神様、農耕の神様、食料の神様として信仰されています。

人が多く、物が多い所には市場が生まれます。人々が生活をしていくために、生活を支えるための市場が発生します。

ずっと昔から変わらなかったこと。

人が集まる場所に市場が必ず発生するということ。

そこでの人々の交流があり、物資が販売され市場は繁栄しました。もともとは山の神の恵みを里の物と交換する場所だったということです。

今の時代でしたら「商売の神様」「商売繁栄の神様」として信仰されています。

市場を守る神様はその土地によって、市神の名前は違っている場合があります。

近くにいらっしゃいます大黒天、恵比寿とかも市場を守る神様です。

スサノオの系図

スサノオの系図(『古事記』による)。青は男神、赤は女神(Wikipediaより)

神大市姫神(かみおおいちひめのかみ)を祀る神社

市比売神社(いちひめじんじゃ)

平安時代より市場の神様として信仰されています。

京都府京都市下京区河原町五条 下ル一筋目西入ル→

大内神社(おおうちじんじゃ)

岡山県備前市香登本1249→

など

大宮能売神(おおみやのめのかみ)

百貨店の神様です。

市場の産業に繁栄をもたらす市神です。もともとは稲荷神を祀る巫女だったのですが、のちに大宮能売神(おおみやのめのかみ)と呼ばれるようになりました。

市神として広く信仰されるようになったのは、人間との間をうまくとりもつ神としての役割、そして世の中の商業の発展との関わりであるとのこと。

大宮能売神(おおみやのめのかみ)は開業式神・開店式神という肩書きもあります。

大宮能売神(おおみやのめのかみ)を祀る神社

百貨店の神として信仰されていますが、祀られているのは稲荷神社です。

伏見稲荷大社

京都府京都市伏見区深草藪之内町68→

全国の稲荷神社など。

(参考文献 八百万の神々・戸部民雄 著)

稲荷神、大黒天、えびすはそれぞれ性質は違ってきますが、いずれも商売繁盛、財運の神様として信仰されています。

<稲荷神>
稲荷神は商売をしている家の敷地内にも小さな神社があります。

稲荷神を祀る神社は小さいのから大きいのまでを含めると全国に広まっているようです。

稲荷神の発祥ですが、古代豪族秦氏の氏神様であったと山城国風土記(やましろこくふうどき)に書かれています。

秦氏の祖先の秦の伊侶都巨(いろこ)は裕福であり、富栄えていました。

伊侶都巨(いろこ)は餅を的に矢を射ようとしていたときに、餅の的は白鳥になって飛び立ち、ヤマに降り立ち稲になったのです。

そこで伊侶都巨(いろこ)はそこに社を建て、社の名前を稲成り(稲荷)とした。

この餅の白鳥が降り立ったところが、伏見稲荷大社(京都)の本殿裏にそびえる稲荷山です。

各地の田の神とも同一視されて民衆の間でも信仰が広まりました。

(眠れなくなるほど面白い 神社の話 著・渋谷申博 参照)

まとめ

日本人は大昔から「神」を敬う気持ちを持ち続けてきました。

市場の繁栄をお守りください。

神社というものがなかった頃は、祭場に神を迎えて祭りを行っていたようです。

ご神体というものがありますが、ご神体は神様の分身であり、勾玉・神像・剣・鏡、自然が対象のご神体、山、滝、巨石などがあります。

山の頂上などにも神様はいらっしゃいますよね。

古代の日本においては「市場」は山の恵み、海や川の恵みを交換する場所でもありました。

江戸時代には稲荷神の信仰が全国に広まっていきました。

市場を祀る神様は多くいますが、今までも、そしてこれからもずっと祀られていくのでしょうね。

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c.h
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