前にも私が身近で感じた行動経済学のことを書きましたが、先日はインターネットでこれも行動経済学なのかと感じました。
2週間は無料で試すことができるというもので、イラストなどが描けるサイトに登録してしまったのです。
なぜかといいますと、前に「妖怪」の絵を描いたのですが、あまりにもお粗末で恥ずかしくなったので、簡単に描けるのなら練習をしてみたいと思ったからです。
お粗末な「妖怪」の絵を見てみますか?
テッチ(テンジ)という女の妖怪ですが爆笑ですよね。
それで、ちょっと試してみようかなと思い、サイトの登録をしてしまったのですが、やはり余計なことは止めようと思い、解約をすることにしました。
が、登録は簡単!解約は非常に手間がかかるようになっていました。
超有名なサイトでもいつの間にか特別な会員になっていたり、解約に苦労をして、今までにも失敗もたくさんあります。
このように上手く人間の行動を捉えたビジネスに囲まれているような気がします。
株の取引で学んだ行動経済学
前に書いたときにも株の取引のことを書きましたが、インターネット株の取引で味わったタワー・オブ・テラー体験って実際のアトラクションよりスリリングでした。
調子に乗って最上階へ、その後に味わう恐怖の体験!
ジェットコースターのようなときもありましたが、タワー・オブ・テラーの経験もしました。
本当に心臓に悪い経験ですよ。
リアルタイムでチャートを見ていると、90°で下に急降下!田舎だからネットの環境が悪いのか、パソコンの状態が悪いのか、手がブルブルと震えていたのか分からないのですが、パソコンの操作ができなくなりました。
大きな金額ではないのですが、含み損をかかえることになりました。
「眠れなくなるほど面白い 経済の話」著・神樹兵輔 を読んで納得です。
図解 眠れなくなるほど面白い経済の話 / 神樹兵輔著 【本】
経済って難しく考えてしまいますが、「日常生活の経済」は知っておいた方が良いと思いますし、タイトルの通りで面白くて一気に読んでしまいました。
プロスペクト理論
株を購入し期待通りに値上がりすると、早く利益確定をしようと売りたくなります。
はい、その通りです。
小さな利益で売っていました。
しかし期待に反し、購入時よりも値下がりした場合は、再度の値上がりを期待しがちです。そうすると売り時を失してズルズルと損失を拡大させる場合も多いでしょう。
はい、その通りでした。
これは人が富そのものより、富の変化量によって気持ちが変わるからだそうです。
私はリーマンショック前にこの経験をして、リーマンショックのときはこのような経験はしませんでした。
学習をしたということですね。
ギャンブルでも当てはまります。
不景気だと言われているときでも、いつも車が多く停まっているパチンコ屋さん。
大昔からあったイチかバチかの大勝負をやってしまっている人も多いのではないでしょうか。
負けを取り戻そうとなぜか近くにあるお金を貸してくれる所に行ってしまうと、大変なことになってしまいますね。
ナッジ理論
ナッジ理論はレストランなどで感じるときがあって、何となく分かっていました。
レストランで「本日のオススメ料理!」と書かれているときがありますよね。
それとか「人気のメニュー」などと書かれていると、「それにしようか」と頼んでしまいます。
レストランでは、仕入れの関係もあってメニューの促進をしたいわけです。
誘導をされてしまうのです。
「眠れなくなるほど面白い経済の本」に書かれていたのですが、これは知らなかった!
女の人には分からないことかも知れません。
オランダ・アムステルダムのスキポール空港の小便器では、内側にハエの絵を描いたことで、清掃費が8割も削減できました。
人は的があるとそこに命中させたくなるという心理を応用した例です。
ナッジ理論には、選択の構造的仕掛けが働いているのです。
これっておもしろいです。
なにか工夫をすることによって人は簡単に誘導をされてしまうということが分かりました。
小学生も振り回される!?
先日コンビニに入ったときですが、小学生の子供たちがたくさんの袋に入ったカードのような物を買っていました。
3~4人ぐらいでしたが皆同じようなカードのような物をたくさん買っていたのです。
良く分からないのですが、後で他の人に聞いてみたところ、最強のカードがあって、それが出るまで買いたいのでは、ということでした。
ガチャとかガチャガチャなどもズルズルとそういう世界に入っていくような気がします。
これはプロスペクト理論に近いのかな。
損失回避の法則・・・人は目先の利益は得ようとするが、損失があるとその回避のためにはリスクを取ろうとします。
