昔々のお話

東京都八丈島の山奥に棲んでいたという妖怪テンジの話と画像

上のイラスト<abyss作>
伊豆諸島にあるのですが「東京都」の八丈島にはテンジ(テッジ)という妖怪がいたといいます。

それでこんな ↓ 絵を私が描いたのですがあまりにも酷いので、イラストを「abyss」が描いてくれました。

テッジch作

「abyss」は私の地元の10代の女の子です。

妖怪のことはこちらの記事にも書いています。↓

日本の妖怪、最強、珍妖怪、集めてみることにしました。

八丈島のテンジという妖怪の話

八丈島の山奥にいた山番のじいさんの前に現れたヒャッヒャッヒャッと笑う不気味なもの、それがテンジという妖怪でした。
夜中に現れてはいたずらします。
毎晩山番のじいさんの前に現れ、いたずらをして逃げていくので、山番のじいさんは「こら~いい加減にせい!」と怒り、次の夜にテンジが現れるのを待っていると、美しい娘がぼたもちを持って現れました。
こんな夜中に現れるのはテンジに違いないと思ったじいさんは、娘の手をつかんで小屋に引き入れようとするとその手は竹でできていました。
じいさんがナタで、竹でできた手を切り落とすとテンジは逃げていきました。

翌晩にまた現れたテンジは竹の手をつけてくれと頼み、じいさんは手をつけてあげました。

「日本むかし話」では竹で作った孫にあげるための「やじろべえ」をじいさんがテンジにあげて、めでたしめでたしというような話になっていて、テンジは子供の妖怪でした。
他の話ではテンジは山姥で、美しい娘になって現れてはいたずらをするというのもありました。

誰が最初に描いたのかは分かりませんが、テンジの乳は右が左の肩に、左が右の肩に被さっていました・・・ヒャッヒャッ

日本人を魅了する妖怪記事まとめました

テンジと山番

昭和40年頃出版された本(詳細は分かりません)にこんな話が残されていました。

八丈島では山の頂上に番人が山小屋に住んでいたという。山火事や山荒らしを防ぐためでした。
話は同じようですが、夜中にテンジという妖怪が現れて番人の足をひっぱったりつねったりしていたずらをしたのです。

番人が怒ると「ヒャッ、ヒャッ」と高笑いで逃げました。

話は同じような内容ですが、テンジがぼたもちを持って現れたときに着ていたものは、黄八丈でした。
黄八丈というのは八丈島に伝わる草木染めの絹織物です。
デイジケメラベが片手に重箱を持って立っていたとあります。デイジケメラベというのは「美しい娘」のことだそうです。

いたずらをしてばかりいたテンジでしたが、島に大かんばつが起きて食物が無くなり餓死しそうになった山番を助けたのはテンジでした。
山ぶどう、山芋、トコラなどを窓から投げ入れてあげたそうです。

そのときもヒャッ、ヒャッと笑っていたのだとか・・・。

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年齢を重ねても美しい女性を追って行きたいと思っています。 私も前向きに生きて行きたいと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。