絶対に避けることのできない悲しいこと。
親族や身近な人が亡くなることは必ず訪れます。大切な家族との別れが訪れることなど考えたくもないですが、現実に自分が年齢を重ねてくると、親はそれなりの年齢になっていますよね。
私は父親と義母をすでに見送りました。
父親は入院をしていましたし、義母は施設にお世話になっていました。
いつかは「その時」が来ることは分かっていましたが、悲しみのあまりその先のこと、葬儀の手続きのことなどの現実を見ることができずに焦ってしまいました。
私は長女ですし、義母の場合は面倒をみていたので、葬儀を進めていかなければなりませんでした。
Contents
葬儀社に連絡
夫婦で力を合わせて行ったことを書いてみますね。
近親者に連絡をした後に、決めていた葬儀社にすぐに連絡をして、手続きをお願いしました。
死亡が確認されると7日以内に「死亡届け」と「火葬許可申請書」を役場に提出をしなければいけません。
そして火葬許可証を受け取ります。
こういった手続きは葬儀社の方に任せてすべて行ってもらいました。
死亡診断書のコピーも何通か取ってもらいましたが、相続の関係や年金関係の提出書類への添付に必要となりました。
葬儀社の方が手際良く対応をしてくれたので有難かったです。
亡くなってすぐに行う手続き
葬儀社の方からいただいた書類に書いてあった亡くなった後に行う手続きですが、死亡診断書・死体検案書の手配・死亡届の提出・火葬許可申請書の提出・火葬許可証の受け取り、これらは葬儀社で行ってもらいました。
年金受給者でしたので、年金受給の停止の手続き、世帯主変更の手続き、銀行関係は私が行いました。
あとは健康保険証の返却などの手続きも必要です。
遺体の安置場所と搬送依頼
遺体は亡くなったその日に葬儀社の安置所に搬送をしてもらい、清めていただいて着替えを行ってもらいました。
費用は掛かりますが、父も義母も暑い時でしたので、涼しい所に安置していただいて安心することができました。
通夜と葬儀の打ち合わせ
亡くなった日の翌日に葬儀社にてお通夜と葬儀の打ち合わせを行いました。
喪主や世話をしてくれる方を決めます。受付を行ってくれる方、会計を行ってくれる方を決めます。
葬儀社に依頼すると、葬儀の進行や接待・お茶菓子やお寿司やお酒などは手配をしてくれました。
葬儀は仏式で、葬儀の日程や規模とか予算を決めたのですが、父も義母も高齢だったので小規模でも良いと思い、こちらの要望を伝えました。
料金の詳細は箇条書きで書かれていて、細部の費用の説明もきちんと行ってくれたので、進み具合が良かったと思います。
まったく分かっていなかったお寺への対応ですが、こちらは世話人の方にお願いをして、お布施の金額なども聞いたのです。
お布施の金額は安い方なのではないかと思いますが、30万円です。
葬儀費用はどのくらい掛かったか
田舎町で小規模でしたが、葬儀一式、お寺への支払い、お礼の品などで葬儀費用の平均と言われている200万円ぐらいは掛かりました。
領収書の保管とノートに詳細を書いたので、冷静だったなと思います。
これは父親の方で、父親は地元での葬儀なので親戚の方も多く来ていただきました。
葬儀社への支払いもすぐに行うことができて、だいたいの見積額と実際の請求額にほとんど違いが無くて良かったと思います。
父親の葬儀代は母親が貯金をしてあったので、子供たちの負担は無かったです。
義母の場合はもう少し少なかったですが、父親が亡くなった2か月後ぐらいでしたので、要領は分かっていたのですが慌てましたね。
義母の葬儀代は私達が負担をしました。
お通夜・葬儀
葬儀社に全部お任せだったので、自分達も流れに沿っていただけでした。
喪主は挨拶をしなければいけないので、悲しんだり、緊張をしたりだったと思います。
読経や焼香が終わったあとに行われる通夜ぶるまいはお寿司と茶菓子とお酒や飲み物を用意しました。(葬儀社で)
1~2時間ぐらいで終わりますね。昔は自宅で行っていた所が多かったようで、長い時間掛かったそうです。
私が子供の頃でしたが、多くの親戚の人が集まっていた記憶があります。
僧侶が通夜ぶるまいを辞退したので、食事の代わりに御膳料を渡し、親戚の方にお願いをして自宅まで送ってもらいました。
翌日の葬儀は葬儀社や世話役の方が指示をしてくれたので、任せっぱなしでした。(苦笑)
最後のお別れは悲しいです。
心付け
聞かなければ分からないことでした。
お世話になった方、お手伝いをしてくれた方に気持ちのお金を渡します。
受付をやってくれた方や僧侶の送り迎えをやってくれた方や世話役の方たちです。これは地域によって違うのかも知れませんが、白い封筒に心付けと書いて渡しました。
「心付け」でも「志」でも良いようです。
出棺のときは挨拶をします。
火葬場へ移動
ここでも手続きは葬儀社の方にお任せ。
納めの式で僧侶の読経・焼香を行います。
火葬には1時間ほど掛かりました。待っている間に地元のお弁当屋さんのおにぎりセットとお茶菓子、飲み物を用意しました。
火葬が終わり、骨あげは2人一組で行い、竹の箸で一つの骨を拾い骨壺に入れます。
喪主、遺族、近親者の順番で行い、皆が終わってから葬儀が終了となります。
まとめ
「その時」が来たらどうなるのだろう、と考えたくないことでも、「その時」は来てしまいました。
専門家の方たちにできることはお任せして、流れに沿って進めていくことができたと思います。
大切な人とのお別れは決して粗末にはしたくなかったので、できる範囲で一生懸命に行うことができました。
相続に関しても難しいことは無かったので、誰とももめることなく事を進めることができ、父親も義母も喜んでくれているのではないかと思っているのです。
義母は波乱に満ちた人生を送って来た人なので、私達ともいろいろとありましたが、今はきっと安らかに眠ってくれていると思います。
友引のこと
「友引」はなぜ避ける?
そのままですが、「友を引く」です。
葬儀のときに「友引」だと葬儀に来てくれた友達の死を引き寄せると言われているようですが、最近では気にしない人も増えて来たようです。
